おまとめローンで1,000万円をまとめる?注意点を簡単に紹介

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おまとめローンは複数の借入れをひとつにまとめるもので、借入総額も大口となることが特徴です。

ただし1,000万円ともなる借入れになると、おまとめローンを利用する場合にはちょっとした注意点があります。

今回は、1,000万円以上の借金の場合でおまとめローンを検討するときに、気を付けたいポイントや対処法についてみていきましょう。

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1,000万円をまとめるときにおすすめのおまとめローンベスト3

1,000万円もの借金をまとめるとなると、借入額があまりにも高額なため、おまとめできる商品は限られています。

まずはこの点に注意していただき、必ず融資限度額が1,000万円以上となっているおまとめローンを選ばなくてはなりません。

では、実際に1,000万円ものおまとめをしたいと思った場合に、どのようなおまとめローンであれば対応できるのかを紹介していきます。

①東京スター銀行「スターワン乗り換えローン」

東京スター銀行のおまとめローン「スターワン乗り換えローン」は、最高1,000万円まで借りられます。

来店不要で、仮審査期間が最短2日(電話連絡の場合)と審査がスピーディーなのが特徴です。

金利は年9.8%・12.5%・14.6%と比較的高めなのですが、それだけ広範囲の人が利用できる商品だと言え、全国対応していることもメリットの1つです。

東京スター銀行のおまとめローン「スターワン乗り換えローン」の詳細は、以下のとおりです。

利用対象者
  • 申し込み時、満20歳以上65歳未満
  • 給与所得者の方(正社員、契約社員、派遣社員)
  • 年収200万円以上
  • 保証会社の保証が受けられる方
資金使途金融機関(銀行、信用金庫など)および信販会社、カード会社、消費者金融等のローン借り換え
※東京スター銀行の無担保個人向けローンの借り換えは対象外
融資額30万円以上1,000万円以下(1万円単位)
返済期間10年
金利年9.8%・12.5%・14.6%
※所定の審査により決定
返済方法元利均等月賦返済
返済日毎月10日
担保・保証人不要
保証会社株式会社東京スター・ビジネス・ファイナンス、アイフル株式会社

②横浜銀行フリーローン

横浜銀行フリーローン」も、最大で1,000万円まで借りることができます。

フリーローンの金利は審査によって決定することが一般的なのですが、横浜銀行フリーローンの場合は借入額によって決まり、1,000万円借りる場合は年1.9%と超低金利です。

それだけ審査が厳しいという点と、限られた地域の人しか利用できないことがデメリットですが、利用さえできれば非常に大きなメリットを得ながら返済していくことができます。

横浜銀行フリーローンの詳細は、以下のとおりです。

利用対象者
  • 契約時満20歳以上69歳以下
  • 安定した収入のある方、およびその配偶者
  • 神奈川県内全域、東京都内全域、群馬県(前橋市、高崎市、桐生市)に居住または勤務している
  • 保証会社の保証が受けられる方
  • 横浜銀行、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の個人情報の取り扱いに同意される方
資金使途事業資金以外の資金
融資額10万円以上1,000万円以内(10万円単位)
返済期間1年以上10年以内(6ヶ月単位)
金利年1.9%~14.6%
返済方法元利均等返済
※借入金額の50%または25%のボーナス返済併用も可
返済日任意の日
担保・保証人不要
保証会社SMBCコンシューマーファイナンス株式会社

③紀陽銀行フリーローンプラス

紀陽銀行にも専用のおまとめローンがありますが、そちらは最大で500万円までしか借りることができません。

おまとめにも使用でき、1,000万円もの金額を借りるためには「フリーローンプラス」を利用することになります。

専用のおまとめローンではありませんが、おまとめにも利用可能と明記していますので、紀陽銀行では高額な借り換えにはこちらで対応しているということです。

金利は審査によって4段階の中から決定され、1番高い金利だと年13.8%になってしまうことに注意しなければなりません。

また、横浜銀行と同じように、フリーローンを利用できる人は限られていますので、こちらについても注意が必要です。

紀陽銀行フリーローンプラスの詳細は、以下のようになっております。

利用対象者
  • 申込時かつ契約時の年齢が満20歳以上であり、完済時の年齢が満80歳以下
  • 安定継続した収入のある(パートアルバイト・主婦も申込可能)
    ※学生の方は申込不可。専業主婦の方は配偶者に収入がある方のみで、申込みは50万円以内。
  • 住まいまたは勤務先の所在地が紀陽銀行本支店(東京支店を除く)の営業地域内の方
  • 保証会社の保証が受けられる方
資金使途事業性資金を除いて原則自由
融資額10万円以上1,000万円以内(1万円単位)
返済期間6ヶ月以上10年以内(6ヶ月単位)
金利年3.8%・5.8%・9.8%・13.8%
返済方法毎月元利均等返済
※給与所得者は融資金額の50%以内でボーナス返済の併用可
返済日毎月7日、17日、27日のいずれか
担保・保証人不要
保証会社阪和信用保証株式会社または株式会社オリエントコーポレーション

1,000万円の借金を一本化することは可能?

上記で紹介したように、1,000万円の借金でも借り換えは可能です。

ただし利用できる商品は限定されており、超高額な借入が可能なおまとめローンやフリーローンは、利用可能な人を限定している地方銀行が多いです。

三菱UFJ銀行や三井住友銀行といったメガバンクは、そこまで高額な融資限度額となっていないことや、借り換え資金を対象外としていることで、1,000万円の借金を一本化することができません。

しかし、金融機関は銀行だけでなく信用金庫や信用組合など多くありますので、1,000万円を一本化できるおまとめローンはきちんと探せばきっとあるはずです。

銀行のカードローンやおまとめローンでまとめられる

おまとめローンというと消費者金融のイメージがありますので、1,000万円の借金も消費者金融でまとめることはできないか、と考える人もいるかも知れません。

しかし、消費者金融のおまとめローンの限度額は、プロミスの「おまとめローン」が300万円、アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」が800万円となっています。

したがって一本化を考えると、限度額が1,000万円の商品もある銀行のカードローンか銀行おまとめローン、銀行フリーローンしか利用できません。

また、アイフルを除くプロミスなど消費者金融のおまとめ専用商品は貸金業者からの借り入れを対象としているため、銀行からの借り入れをまとめることはできません。

それに対し銀行の商品は、貸金業者や金融機関の借り入れなどを対象としているので、1,000万円の中に銀行からの借り入れもある人は銀行のカードローンやおまとめローン、フリーローンを利用するようにしましょう。

ただし、今現在の銀行カードローンは、自主規制の強化によって「無担保ローンの借入総額で年収の1/3まで」という借入上限を設けているのが一般的です。

つまり、限度額1,000万円のカードローンを契約しようとした場合には、最低でも年収が3,000万円もなければなりませんので現実的ではありません。

これにより、1,000万円のおまとめをするためには、実質的におまとめローンまたはフリーローンの2択となり、フリーローンの一種である不動産担保ローンが現実的だと言えます。

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1回ですべてまとめる

借入金額にもよりますが、借金を一本化して利用する方が返済の負担が軽くなり、管理もしやすくなります。

しかし、金額が大きいと借入限度額内で借りられるかどうかという問題や、審査によって減額されることが問題になり、一本化できないときもあります。

そのような場合は、まとめられるものからおまとめローンにして、最終的に一本化を目指すという方法もあります。

おまとめローンをおまとめローンでまとめることは可能?

すべての借金を一本化できず、少しずつおまとめローンでまとめたとき、再びおまとめローンを利用したいと思うこともあるでしょう。

結論からいって、おまとめローンをさらに新たなおまとめローンでひとつにまとめることは可能です。

ただし、おまとめローン後にさらにおまとめローンを利用する場合は、1年程度間をあけて返済実績を作ってから申し込みをするようにしましょう。

新規に500万円借りたいときにおすすめの方法は?

既存の借入金額に関わらず、新規で500万円を借りたい場合、まずは何のための資金なのかを考える必要があります。

というのも、金融商品にはカードローンやフリーローンのような自由な資金に利用できるものと、住宅ローンや自動車ローンのように特定の資金のために利用できる目的別ローンがあります。

例えば、500万円の使い道が住宅のリフォームだという場合はリフォームローンとなりますし、子供の教育資金であれば教育ローンとなります。

目的別ローンのいずれかに該当する場合は、適切な金融商品を選ぶことで借りやすくなります。

新たに借りたい500万円が目的別ローンのいずれにも該当しない場合は、融資限度額の多いフリーローンがおすすめであり、不動産を所有している場合は不動産担保ローンを選択するとより高い確率で借りられるでしょう。

おまとめローンでまとめられるのは何本まで?

おまとめローンでまとめられる他社借入の件数については、具体的な数を明記しているところはありません。

しかし、おまとめを強く推進している銀行の「おまとめ例」を見ると、3社をおまとめした場合の例を挙げているところが圧倒的に多いです。

また、銀行カードローンの新規審査においては、他社借入が3社以上となれば審査通過率が急激に低くなる傾向があります。

したがって、おまとめローンでまとめられるのは3本までと考えておく方が良く、多くても4社までだと考えられます。

もちろん、銀行や保証会社によって考え方や審査基準は異なりますので、5社以上あれば絶対に審査通過できないというわけではありません。

ただ、他社借入は少ないほど有利となることに違いはありませんので、できるだけ借入件数(まとめる件数)を少なくしておくことが望ましいです。

おまとめローンを利用するメリット

おまとめローンが普及している現在では、メリットについてもよく知っている人も多いと思いますが、知らない人のためにもおまとめローンを利用することのメリットをおさらいしていきたいと思います。

  • 金利が低くなる
  • 毎月の返済額が少なくなる
  • 返済総額が少なくなる
  • 返済管理がしやすくなる
  • 返済のみに集中できる

まず、ローン金利は利息制限法によって上限金利が決められており、少額な借り入れほど上限金利が高くなります。

逆に、高額な借り入れになるほど上限金利は低くなり、例えば2社合計で100万円の借り入れをしていれば、それぞれの金利が年18.0%ということも珍しいことではありません。

これをまとめて1社で100万円の借り入れをすると、利息制限法の影響で必ず年15.0%以下の金利が適用されます。

100万円の借り入れで年3.0%の金利差があると、利息は1ヶ月当たり2,500円程度少なくなります。

すると、自然に毎月の返済額や返済総額も少なくなり、まとめる前よりも負担が少なくなります。

また、返済日は借入先ごとに違いますので、借入件数に比例してひと月に迎える返済日が多くなるのですが、おまとめローンではそれすらも一つにまとめますので、返済管理がしやすくなります。

カードローンでおまとめした場合は除きますが、おまとめローンやフリーローンでまとめた場合は、証書貸付という融資形態によって追加融資を簡単に行うことができず、基本的に借入後は返していくだけとなりますので、返済のみに集中することができます。

このように、おまとめローンには今後の返済に多大な影響を与えるメリットがあり、多重債務で悩んでいる人は是非とも利用したいローンなのです。

おまとめローンを選ぶときのポイントは?

ここまで紹介してきましたように、おまとめに利用できる金融商品は多くあり、実際に利用したくてもどれを選んだら良いかわからなくなってしまいます。

ここでは、1,000万円という超高額な借り換えをする際に、より自分に合ったおまとめローンを選ぶための方法を紹介しますので、参考にして頂ければと思います。

なるべく金利の低いところに申し込む

大きな金額の借り入れでは、金利がとても重要になります。

1,000万円の借り入れの場合、金利1%の違いで50万円前後の差が出ることもあるので、なるべく低い金利の商品を選びたいものです。

おまとめローンやフリーローンは審査で金利が決まることが一般的ですが、借入金額が高額になるほど低金利になる傾向にあります。

したがって、下限金利がより低いローンを選ぶことで、より低い金利で借りられる可能性があります。

なお、決定した金利に満足いかない場合は無理に契約をせず、申し込みの取り消しを行って別のローンに申し込むようにしましょう。

限度額を確認しよう

1,000万円をまとめる場合、1回でまとめたいならば、当たり前ですが限度額が1,000万円以上のところに申し込みましょう。

数回に分けてまとめる場合でも、なるべく限度額の高いところに申し込むことで、審査通過しやすくなります。

審査通過のポイントをチェック

借入金額が高額になるほど審査は厳しくなりますが、どのような人であれば審査通過できるのでしょうか。

審査に通りやすい人の特徴

審査では、「収入」「勤続年数」「雇用形態」などをみてきちんと返済してもらえるのか判断する材料としています。

1,000万円もの借り入れとなると、大抵は最大限度額まで借りる必要があり、銀行もなかなか融資を簡単に行わないでしょう。

おまとめローンを利用する人の多くは多重債務者であるので、金融機関は貸倒れなどのリスクを避けるためにもきちんと返済できる人に融資したいはずです。

多重債務者でも期日にきちんと返済をしている信用が高い人や、年収が高い人が審査では有利となります。

また、正社員でも転職を繰り返す人は収入が安定しているとは限らないので、勤続年数が長い人の方が審査に通りやすいです。

借入件数を減らすことも重要

審査では個人信用情報を必ず確認し、何社からいくら借り入れをしているのかをみられます。

複数の借り入れといっても、2社からなのか10社から借入れしているのとでは大きな違いがあります。

1,000万円の借り入れですので、2社からの借り入れですとそれぞれの金融機関から大口の融資を受けていることになり、それに対し10社からの借り入れでは、平均して100万円の融資を受けていることになります。

500万円の融資を受けられる人と、100万円の融資を受けられる人とでは返済能力に違いがあるようにみられます。

1,000万円を10社から借りている人は、少ない件数で借りたくても、2社では融資が受けられず10社でようやく借りられたと思われる可能性があります。

したがって、おまとめローンに申し込むときは少しでも借入件数を減らして、返済能力や信用をあげるようにすることが大切です。

完済して借り入れしていない金融機関があれば、そのまま借入枠をおいているだけで審査が不利になる場合があります。

そのため、完済した金融機関の借入枠はすぐに解約することをおすすめします。

また、使用していないクレジットカードにキャッシング枠がついていることも審査で不利になってしまいますので、カード自体の整理や枠の契約状況にも注意しなくてはなりません

おまとめローンに失敗したら?

おまとめローン自体の審査は決して甘いわけではなく、そこに多重債務となっている人が申し込みますので、審査通過は容易ではありません。

では、おまとめローンの審査に落ちてしまい、おまとめに失敗してしまった場合には、どのようにしたら良いのでしょうか。

信用実績をあげる努力をする

おまとめローンに申し込んだが失敗し、もう一度申し込みたいと考えるならば、まずは確実な返済実績をあげるようにしましょう。

なぜなら、おまとめローンの審査に落ちたことが個人信用情報に登録されているので、信用をあげる必要があるからです。

今抱えている借金を期日通りに返すことはもちろん、借入件数を減らす努力をするようにしましょう。

また、申し込むときは少し時間をおいてから申し込みましょう。

すぐに申し込むとお金に相当困っているとみられ、なかなか審査に通りにくくなり、申し込みブラックとなってさらに信用を悪化させてしまいます。

債務整理を検討する

もしおまとめローンに失敗し、このままでは生活が厳しいという人は、債務整理を検討してもいいかも知れません。

債務整理をすると個人信用情報に登録されますが、借金自体を減らしたり借金をゼロにしたりすることも可能で、債務整理を機に生活を立て直すことができます。

特に1,000万円という大口の場合、返済期間が長く返済額も大きいので、債務整理をして一度返済計画を立て直すことも考えてみましょう。

まとめ

1,000万円をおまとめローンでまとめるには、1回で一本化する方法と数回に分けてするやり方があります。

基本的には1回で一本化できるようにし、審査の結果などでどうしても1回ではまとめられない場合に、数回に分けて徐々にまとめていくようにしましょう。

1回で一本化が可能なのは、融資限度額が1,000万円以上のおまとめローンやフリーローンであり、不動産を所有している人は不動産担保ローンも効果的です。

ただし、おまとめローンの審査は甘くはありません

ましてや大口融資の場合、金融機関は慎重に審査をするので、申し込むときには信用情報に延滞などの記録がないように、きちんと返済している実績があることが大切です。

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